久我くんの過保護が止まらない!
陽菜がじとっと見上げると、

流石にまずいと思ったのかあからさまに視線を逸らした。

「……なんや」

「やる気」

「ある」

「ない」

「ある」

「ない」

完全に小学生の言い合いだった。

後ろの席の男子が肩を震わせている。

「なぁ」

「ん?」

「久我って一ノ瀬相手だとだいぶ幼くなるよな?」

「え、そうかな。

誰にでも小学生じゃない?」

その評価は正しかった。

湊自身も自覚はない。

ただ、陽菜の前では昔からこうだった。

ふと陽菜が教科書を覗き込みながら言う。

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