久我くんの過保護が止まらない!
もはや美しいまでのテンプレである。

湊は小さく息を吐いた。

「……わかった」

女子の顔がぱっと明るくなる。

2人はそのまま廊下を歩き出した。

そして教室では、一連の流れを見ていたクラスメイトたちがざわついていた。

「今の」

「呼び出し?」

「絶対そうだろ」

「校舎裏だったよな?」

「校舎裏だった」

男子も女子も食いついている。

もちろん陽菜も気付いた。

「ん?」

廊下を見る。

ちょうど湊の背中が見えた。

「どしたんだろ」

友人たちが一斉に振り返る。

「どしたんだろじゃない」

「どう見ても告白でしょ」

「校舎裏だよ?」

「え?」

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