久我くんの過保護が止まらない!
たぶん、一つ下―――他学年の生徒だ。

「……何や?」

女子はびくりと肩を震わせた。

その反応に湊は内心ため息をつく。

別に睨んだつもりはない。

いつもの顔だ。

しかし相手は妙に緊張している。

顔も赤いし、視線も落ち着かない上に指先をもじもじさせている。

そして。

「ちょ、ちょっとお話が……」

そこで察した。

ああ、そういうやつか。

湊は無表情のまま天井を見上げた。

逃げたい。

非常に逃げたい。

だが相手は勇気を出しているのだろう。

無視するのも後味が悪い。

「どこで」

「できれば校舎裏で……」

やっぱり校舎裏。

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