同僚のイケメン眼鏡教師は、私にだけ甘い独占欲を向けてくる
そして体育祭当日。
校庭に組まれたテントの骨組みを生徒達と一緒に持ち上げていると、
クラスのリーダー格である松島君から、大きな声で呼びかけられた。
「青木せんせー。そっちもう少し上げて!」
「わ、わかった。」
腕に力を入れた瞬間、バランスを崩しそうになり、思わずよろけてしまう。
「危ねーな。」
すぐ後ろから大きな手が伸びて来て、私の手元を支えてくれた。
振り返ると、三沢先生が不機嫌な顔で、松島君を見ていた。
「おい、松島。青木先生に無理させんな。」
「えー?」
松島君が、好奇心に満ちた目で、私と三沢先生を見ている。
三沢先生はそんな松島君の視線など気にせず、私に囁いた。
「ここは俺が持つから。」
「す、すみません……」
「謝らなくていいから。ほら、次はロープ結ぶぞ。」
そう言って、三沢先生は私のすぐ横にしゃがみ込み、
テントの紐を結び始めた。
肩と肩が触れあう。
その距離の近さに、心拍数が一気に上がった。