同僚のイケメン眼鏡教師は、私にだけ甘い独占欲を向けてくる
眼鏡を外した素顔の先生は、息を飲むほど整っている。
コンタクトにすればいいのに、なぜ眼鏡を掛けているのか不思議だ。
でもやっぱり、三沢先生は眼鏡を掛けている姿が一番素敵……
なんて、眼鏡フェチの私は思ってしまう。
「そんなに見つめられると、照れるんだけど。」
そう言われて、慌てて視線を外した。
気付かぬうちに、じっと見入ってしまっていたらしい。
「あっすみません。失礼しました!三沢先生が眼鏡外すの、珍しいから。」
「そう?」
「はい。」
「俺って眼鏡、似合う?」
「はい!すごく似合います!」
思わず力が入り、声が大きくなってしまった。
前のめりな私に、三沢先生は吹き出して笑った。
「なんかさ、俺の顔というより、俺の眼鏡ばっかり見てない?」
「そんなこと……」
否定しきれず、言葉が尻切れになってしまう。
「なんだか複雑な気分だな。」
三沢先生がぽつりとつぶやいた。
複雑……?
どういう意味……?
「ま、いいや。明日は休日だし、飲もうよ。俺のおごりだから、七実先生、たくさん食べて。そんな細い身体じゃ、体力持たないぞ?」
「細くなんかないですけど……では、いただきます。」
美味しそうなかぼちゃコロッケを、私は箸で掴んで口に運んだ。