百回目

百回目

ひっく、しゃっくりが止まらない。
九十八回目。
『百回目で死ぬんだよ』
くだらない。ひっく。上体を深く曲げ、股の間からコップの水を飲む。

——っ?!
逆さまの視界の端から、青白い手がぬっと伸びてきた。
首筋に冷たい指が絡みつく。
息が詰まる。手元が狂う。

——バリンッ!

静まり返った部屋。
「……はは、まさか、な?」
震える手で喉に触れる。
冷たい指に、自分の手が重なった。

ひっ——
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