儚い君と恋をする。
「なーに泣いてんだよ」
その声に顔をあげるとれいくんがいて
「ブサイクな顔が、よけいブサイクになってんぞ」
「…っ……れいくん…」
夕日を背に浴びて、気まずそうな顔をして佇むれいくんが私の目の前にいた。
「…おら、これやるから元気だせよ」
「…え?」
れいくんはそっぽを向いたまま、この河原にあちこちに咲いている白くて小さな野花を、ふわふわと浮かばせると私の手のひらに乗せた。
「……お前がそんなに気にしてると思わなくて…デリカシーないこと言って悪かった…ごめん…すげぇ反省してる」
「…うん…」
「だからそんな落ち込むなよ」
「…うん」