儚い君と恋をする。

そして聞いたこともないぐらい冷たく低い声で


「…おい…てめぇら、調子乗ってんじゃねぇぞ…」


れいくんは楽しそうに笑いながら教室を出ようとする女の子たちの後ろ姿を、見たこともないほど冷たい目で睨みつけた。



その瞬間…ガタガタガタッ!!

女の子たちの近くにある窓たちが、激しく揺れ動く。


「キャッ!!なにこれ地震?!」


女の子たちは足を止めて悲鳴をあげる。
だけど、それだけでは終わらなかった。

廊下にあったバケツが宙に浮くと、逃げ惑う女の子たちの頭上へ真っ逆さまにひっくり返ったのだ。


バッシャーーーーーンッ!!!


「な、なにこれー!!!水?!?!」

「うそっ!!お化け?!なに?!キャーーーーッ」


パニックになる女の子たちは涙目で教室を飛び出していく。廊下を走る騒がしい足音は、どんどん遠ざかっていった。

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