儚い君と恋をする。
あれから結局俺は、黒いブレスレットを外せないまま学校生活に戻っている。
何度も外そうとしたが胸がバクバクと音を立てて、やっぱり無理だった。潔く諦めてこのブレスレットをつけている。
気がつけばなんだかんだ俺の手首に馴染んでしまっていた。
「──なぁ叶斗。お前、マジであの隣町の河原の近くで事故った時、何があったか覚えてねぇの?」
放課後の帰り道。男友達数人と歩いていると、一人がそんな事を聞いてきた。
「……あ?」
その瞬間、まただ……。