儚い君と恋をする。
「…なんなんだよ…これ」
結局、どうしても外すことができず俺はブレスレットを外すのは諦めた。
ただの地味なブレスレットなのに…触れるだけでなぜだか泣きたくなるほど温かい何かが俺に伝わってくる気がして…妙に泣きたくなった。
俺は、そんな自分が意味がわからないまま、ベッドに再び横になって眠りについた。
───それから順調に回復した俺は退院した。
退院した頃には、肌寒くなってきていて外はすっかり秋が訪れていた。