儚い君と恋をする。

突き放すような物言いに、視界が涙で潤みそうになる。


覚えてないという現実と、信じてもらえるはずがないのは分かってたけど…
少しは信じてくれないかな?という少しの希望が打ち砕かれた…。


私の言葉なんて何も信じてくれない叶斗くん。

それでも私は、彼との繋がりを完全に失いたくなかった。


私は縋るように、溢れそうになる涙を必死に堪えて叫んだ。


「お願いがあるのっ! 私に少しだけ……少しだけでいいから時間をちょうだいっ! 二ヶ月……いや、一ヶ月でいいからっ! 友達でいいから私に時間をくださいっ。その間だけ、友達にしてくださいっ!」


私の突然の必死なお願いに、叶斗くんは目を見開き驚いているようだった。

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