こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
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店を追い出された月菜たちは、時間がなかったのでコンビニで昼食を買って帰った。
その後はみな、ネットで話題のドラマやバズった話題などを話していた。
月菜は会社に戻ったら自席でサンドイッチを食べ、午後の業務に就く。
が、頭の中ではカフェでの出来事がリピートしていた。
なんなの、彩羅のくせに。
まったく納得がいかない。
夕方、お手洗いに席に立ち、戻ってきたときだった。
ランチに一緒に行ったうちのふたりが話しているのが聞こえた。
「あれさ……絶対におかしいよね」
「だよね。普通、自分をいじめてた人がいるカフェに誘う?」
「しかも出禁にされたよ」
「萌木さんが辞めて結構たつのに、いまだにいじめられた話するよね」
「案外、いじめたのが西垣さんなんだったりして」
「だったら出禁も納得」
ひそひそしているが、後ろに立つ月菜には丸聞こえだ。
「ひどおい、そんなこと言うなんてえ!」
月菜の大声に、ふたりはびくっと震える。
「本当にショックだったのに……」
しくしくと泣きまねをして、フロアを飛び出す。