こわもて専務の秘密の趣味 ~御曹司は愛する人を運命の糸でからめとる~
「勝利のひとことをどうぞ」
「私がキングに勝てたのはまぐれです。キングはキングです」
幸次がすっと立ち上がってマイクを持った。
「では、キングを超えたということでエンペラーの称号はいかがでしょう?」
高瀬が提案し、会場からは再び拍手が沸いた。
「今ここに、エンペラー誕生です!」
司会が声を張り上げる。
一瞬動揺を見せた万葉だが、すぐに不敵な笑みを浮かべた。
「ありがたく拝命いたします」
貴族の挨拶のように片手を胸の前に、片手を広げて万葉は軽く頭を下げる。
「キングとエンペラーに、みなさま拍手をお願いいたします」
また拍手が沸いた直後。
社員がそっと司会に近づき、耳打ちする。
司会は頷き、観衆はなにごとかと言葉を待つ。
「ここでみなさまにお知らせがあります。本日の展示を予定しておりました作品が到着しました! どうぞ道を開けてお通しください」
ざわめきとともに人々が振り返り、こちらに向かう二台の台車と、それに乗ったケースを見る。数人のスーツの男が警護をするように周りに付き添っている。
台車の上のケースどちらもは白い布をカーテンのようにかぶせており、中を見ることができない。
台車はゆっくりとステージに上がり、注目を浴びた。
司会がマイクを万葉に渡し、万葉は一歩前に出た。
「私がキングに勝てたのはまぐれです。キングはキングです」
幸次がすっと立ち上がってマイクを持った。
「では、キングを超えたということでエンペラーの称号はいかがでしょう?」
高瀬が提案し、会場からは再び拍手が沸いた。
「今ここに、エンペラー誕生です!」
司会が声を張り上げる。
一瞬動揺を見せた万葉だが、すぐに不敵な笑みを浮かべた。
「ありがたく拝命いたします」
貴族の挨拶のように片手を胸の前に、片手を広げて万葉は軽く頭を下げる。
「キングとエンペラーに、みなさま拍手をお願いいたします」
また拍手が沸いた直後。
社員がそっと司会に近づき、耳打ちする。
司会は頷き、観衆はなにごとかと言葉を待つ。
「ここでみなさまにお知らせがあります。本日の展示を予定しておりました作品が到着しました! どうぞ道を開けてお通しください」
ざわめきとともに人々が振り返り、こちらに向かう二台の台車と、それに乗ったケースを見る。数人のスーツの男が警護をするように周りに付き添っている。
台車の上のケースどちらもは白い布をカーテンのようにかぶせており、中を見ることができない。
台車はゆっくりとステージに上がり、注目を浴びた。
司会がマイクを万葉に渡し、万葉は一歩前に出た。