聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました
4.白バラの邂逅
マリーはリビングへ行くとハンナたちの家族は昼食を終えた後だった。
「遅くなってごめんなさい」
「いま呼びに行こうと思っていたのよ。あら、着替えたのねぇ。今日は白バラ祭りだものね!」
「ハンナさんに聞いてから楽しみにしていたの」
ハンナはマリーが普通の女の子のように祭りを楽しみにしているのが嬉しくて微笑む。
「マリーさん。お祭りに行くならこれを付けていったらどう?」
ハンナはこの村で収穫した大聖女アンナの白バラから作った香水をマリーへ手渡す。
「希少なものと聞いたけど、わたしがもらっていいの?」
マリーが以前に村人たちと白バラを収穫して作った製品だ。
大聖女アンナの白バラから作られた香水や精油は香りが良く希少のため、この村や王室、貴族しか入手できない。
それに加えてこの村の香水や精油は他で作られた物より品質が高く、高値が付けられている。
「いいのよ~。王室へ献上する分などは確保できているし。なぜか村のみんなで使っている方が白バラが咲きやすいのよ」
「ありがとう。でもどうしてこんなに白バラが咲いているの?」
住宅地を外れると白バラ畑が数多くあり、遙か遠くまで広がっている。
ハンナは考えた事もないマリーの質問の答えに困る。
「どうしてかしらね~? この大聖女アンナの白バラは育てるのに手がかかる品種らしいのよ。でもこの村はあまり手入れをしなくても咲くし、どうしてかしらね」
ハンナはこの村で生まれてからずっと当たり前のように毎年美しく咲く白バラを見ているため、疑問に思わなかった。
「マリーさん、昼食を済ませてないでしょ? 終わったら香水を付けてあげるわ」
「わたし、これだけでいいわ」
マリーはテーブルのバスケットにある丸いパンを一つ取ってちぎって口に放り込んでいる。
「お祭りが待ち遠しいのね。夕食はちゃんと食べてね」
マリーは返事をしながら最後の一口を口に入れる。
ハンナはマリーがパンを食べ終えると、玄関先へ連れ出してマリーへ香水を付けてその瓶を渡す。
「いってらっしゃい、楽しんで来てね」
ハンナは手を振ってマリーを見送る。
ハンナは教会で物販を販売するため店番をする。
マリーは手伝うと言ったが、店番は一人で事足りると言われて断られた。
ハンナはマリーを祭りへ行かせる口実のため、代わりに市場への買い物を頼んだ。
「ハンナさん、ありがとう。いってきます!」
マリーは買い物カゴを持って白バラ祭りへ向かった。
「遅くなってごめんなさい」
「いま呼びに行こうと思っていたのよ。あら、着替えたのねぇ。今日は白バラ祭りだものね!」
「ハンナさんに聞いてから楽しみにしていたの」
ハンナはマリーが普通の女の子のように祭りを楽しみにしているのが嬉しくて微笑む。
「マリーさん。お祭りに行くならこれを付けていったらどう?」
ハンナはこの村で収穫した大聖女アンナの白バラから作った香水をマリーへ手渡す。
「希少なものと聞いたけど、わたしがもらっていいの?」
マリーが以前に村人たちと白バラを収穫して作った製品だ。
大聖女アンナの白バラから作られた香水や精油は香りが良く希少のため、この村や王室、貴族しか入手できない。
それに加えてこの村の香水や精油は他で作られた物より品質が高く、高値が付けられている。
「いいのよ~。王室へ献上する分などは確保できているし。なぜか村のみんなで使っている方が白バラが咲きやすいのよ」
「ありがとう。でもどうしてこんなに白バラが咲いているの?」
住宅地を外れると白バラ畑が数多くあり、遙か遠くまで広がっている。
ハンナは考えた事もないマリーの質問の答えに困る。
「どうしてかしらね~? この大聖女アンナの白バラは育てるのに手がかかる品種らしいのよ。でもこの村はあまり手入れをしなくても咲くし、どうしてかしらね」
ハンナはこの村で生まれてからずっと当たり前のように毎年美しく咲く白バラを見ているため、疑問に思わなかった。
「マリーさん、昼食を済ませてないでしょ? 終わったら香水を付けてあげるわ」
「わたし、これだけでいいわ」
マリーはテーブルのバスケットにある丸いパンを一つ取ってちぎって口に放り込んでいる。
「お祭りが待ち遠しいのね。夕食はちゃんと食べてね」
マリーは返事をしながら最後の一口を口に入れる。
ハンナはマリーがパンを食べ終えると、玄関先へ連れ出してマリーへ香水を付けてその瓶を渡す。
「いってらっしゃい、楽しんで来てね」
ハンナは手を振ってマリーを見送る。
ハンナは教会で物販を販売するため店番をする。
マリーは手伝うと言ったが、店番は一人で事足りると言われて断られた。
ハンナはマリーを祭りへ行かせる口実のため、代わりに市場への買い物を頼んだ。
「ハンナさん、ありがとう。いってきます!」
マリーは買い物カゴを持って白バラ祭りへ向かった。