カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
「宮坂さん?今夜合コンなんだけど、出れる?」



「すいません。私、これから用事があるので。」







大学進学へ奨むように、両親へ強く言われたりしたけど・・


そんな気にはなれなくて、就職を選んだのだった。





「そうかぁ。可愛いのになぁ…残念。宮坂さんならすぐに彼氏できるよ?」

「特に今は、いらないので(笑)」





会社の人達へ一礼すると、右腕の時計に目を向けると遅刻しそうな事に気が付いた。





「ヤバイ!遅れる!」


息を切らしながら、約束の場所へ遅れる事、10分。








そこには



私の大切な人が待っていた











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