カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
松岡のプロポーズから一ヶ月後…


見上げれば、焼け付く太陽がぎらぎらと、熱を発していた。



『うっそーマジで?
舞いつ結婚式挙げる予定なの?』




何処から声が出てるんだろうか?



余りの声の大きさに、携帯から耳を離す。




「声でかいよ。ユキ。
まだ、決めてないんだけど今年の冬か、来春?
まだ、両親にも話してないからさ。」




『いつプロポーズ受けたの?』



「ん~みんなとご飯食べた帰りに、言われて。
返事したのは、一週間前かな?」




『ウホ~。かなり引っ張ったね。』


「-…そうだね。」





『私より先に行くのかぁ~いいなぁ。



ねぇ…?

もう…


カズキ君の事…


















ふっ切れたの?』







< 195 / 240 >

この作品をシェア

pagetop