カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
ああああ・・・うだうだしてる今の自分って本当・・


最低・・・何やってんだろ・・・



お気に入りのパンダのぬいぐるみを抱き、見つめてはますますふさぎこんでいた。



そいうえば・・あの家・・暖房まだなかったな・・・




新しい彼女がいるんだもん・・・


あの人が。。なんとか・・・してるよね・・・



そうそう・・私には関係ない・・w



ごろごろしながら部屋のテレビのスイッチを入れた。



「いよいよ今夜から寒波が入り込みます。

地域によっては雪が積もるところもでてきます。
今夜から明日にかけては冷え込みますので、朝早くおでかけの方は暖かい格好で行くのがよいでしょう。
寒さ対策しっかりしておきまし・・・」



終いまで聞かず再び電源を切った。



ばかばかばか・・・そんな事お天気おねーさん言わないでよ・・


もう・・




カズキの部屋の中には・・本当にないもない・・・


まして出てきたばかりだし・・


お金ないのも嫌というのもわかりきってきた・・



窓を見たらどしゃぶりの激しい雨が窓ガラスを叩きつけている・・・



だけど・・私がいってどうなるんだろう・・?


彼女がいるし・・嫌な感じだよね・・




でも。。でも・・・



逢いたい・・・




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