く ち な し―身代わりの恋
朝食が出来て、夫を起こしに行こうとするとインターホンが鳴った。
「おはようございます、お迎えにあがりました」
秘書の山脇さんだった。
「今日は朝から何ですか?」
先月に貰ったスケジュール表では、今日は九時に事務所に行けば良かったはずなのに。
「今日は、午後の県庁での会議が朝からに変更になったんだ」
とっくに身支度を済ませた祐介が、ネクタイを締めながら書斎から出てきた。
「その変更、私は聞いてません」
最近、そういうのが多々あるからイライラする。まるで、一日の行動を私に把握させたくないみたいだ。
「わざわざ梓に話す必要もないだろ」
祐介は、朝食に手もつけずに出掛けて行った。
「おはようございます、お迎えにあがりました」
秘書の山脇さんだった。
「今日は朝から何ですか?」
先月に貰ったスケジュール表では、今日は九時に事務所に行けば良かったはずなのに。
「今日は、午後の県庁での会議が朝からに変更になったんだ」
とっくに身支度を済ませた祐介が、ネクタイを締めながら書斎から出てきた。
「その変更、私は聞いてません」
最近、そういうのが多々あるからイライラする。まるで、一日の行動を私に把握させたくないみたいだ。
「わざわざ梓に話す必要もないだろ」
祐介は、朝食に手もつけずに出掛けて行った。