く ち な し―身代わりの恋
ドアを開けると、女の子らしい色合いの壁紙やアンティークな家具が見えた。
ベッドのシーツも水玉で可愛らしい。
【雄飛】さんは大橋の親戚の家で、皆で転勤か何かで引っ越したのだろうか?
でも、農家らしい畑があったし、転勤は違うかも。
想像を掻き立てながら部屋を見回すと、後ろ向きに飾られた木製の写真立てに気付いた。
いけない、と思いながらも、つい手が伸びた。
ひっくり返すと、
「これ、……もしかして」
大橋?
彼の若い時と思われる写真が入っていた。
今よりも繊細な線が時を感じさせる。
それにしても。
大橋の目線がカメラに向いていなくて、随分と画質が悪い。
よく見ると、周りに大勢の人がいて彼を拡大して収めたような感じにも見える。
ここは、大橋の事を好きだった女の子の部屋?
という事は……――
私は、棚に仕舞ってあるアルバムにも手を伸ばした。
「何してる?」
ベッドのシーツも水玉で可愛らしい。
【雄飛】さんは大橋の親戚の家で、皆で転勤か何かで引っ越したのだろうか?
でも、農家らしい畑があったし、転勤は違うかも。
想像を掻き立てながら部屋を見回すと、後ろ向きに飾られた木製の写真立てに気付いた。
いけない、と思いながらも、つい手が伸びた。
ひっくり返すと、
「これ、……もしかして」
大橋?
彼の若い時と思われる写真が入っていた。
今よりも繊細な線が時を感じさせる。
それにしても。
大橋の目線がカメラに向いていなくて、随分と画質が悪い。
よく見ると、周りに大勢の人がいて彼を拡大して収めたような感じにも見える。
ここは、大橋の事を好きだった女の子の部屋?
という事は……――
私は、棚に仕舞ってあるアルバムにも手を伸ばした。
「何してる?」