振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
「迷惑なわけないでしょ。だって、澪からの連絡だよ?絶対喜ぶよ!」
「……そう、かな」
「うん。澪からなら絶対喜ぶ!」
その言葉に、胸の奥がきゅっとなる。
嬉しい。
でも、怖い。
また近づいてしまったら、今度こそ本当にもう一度好きになってしまう気がするから。
その日の放課後。
家に帰って宿題をしていると。
ブルルッ。
スマホが震えた。
思わず椅子から立ち上がる。
画面には。
光くん
胸が高鳴る。
『澪ちゃんお疲れさまっ』
短い一言。
それだけで、どうしようもなく嬉しい。
『お疲れさま!光くん』
送ると、すぐ既読がついた。