振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
一番最後に残っている言葉。
『光くんに会えるの、嬉しい。』
その一文を見つめるだけで、自然と笑みがこぼれる。
「……俺も。」
小さく呟く。
二年前は。
途中で追いかけることをやめた。
何もできなかった。
何も聞けなかった。
何も伝えられなかった。
だから今度は違う。
焦らなくていい。
少しずつでいい。
澪ちゃんの隣に、もう一度立てるように。
「今度は絶対、諦めない。」
静かな部屋に、小さく決意を落とす。
そしてベッドへ寝転び、天井を見上げた。
「早く日曜日にならないかな……。」
その呟きと一緒に、自然と笑みがこぼれる。
二年ぶりの約束。
今度こそ。
もう、後悔はしたくなかった。