振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
第12話「二年ぶりの約束」
約束の日曜日。
学校に行くよりちょっと早い。
時間は朝の七時。
目覚ましが鳴るより少し早く、私は目を覚ました。
「……。」
天井を見つめたまま、小さく深呼吸する。
今日は。
光くんと約束した日。
そう思っただけで、心臓がどきどきして眠気なんて一気に吹き飛んだ。
「起きよう……。」
ベッドから降りてカーテンを開ける。
窓の外には、気持ちのいい秋空が広がっていた。
「いい天気……。」
思わず笑みがこぼれる。
でも、その笑顔はすぐに困った表情へ変わった。