振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
「何着て行こう……。」
クローゼットを開ける。
白いワンピース。
水色のブラウス。
ベージュのスカート。
お気に入りの服を一着ずつ取り出して、鏡の前で何度も合わせてみる。
「これかな……。」
そう思って着替えてみる。
鏡を見る。
「……違うかも。」
また着替える。
そんなことを何度も繰り返しているうちに、一時間近く経ってしまっていた。
「決まらない……。」
ベッドへ座り込み、小さくため息をつく。
その時だった。
コンコン。