振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
でも、その直後。
「……ごほっ。」
小さく咳き込んだ。
「……大丈夫ですか?」
「んー、まだちょっとだるい。」
「ほら、ちゃんとベッドで横になってください。」
そう言って、光くんをベッドに座らせる。
私は持ってきたプリントを机の上へ置き、水を手渡した。
「ちゃんと水分取ってますか?」
「取ってる。」
「ご飯は食べました?」
「ちょっとだけ。」
「お熱は?」
「少し下がった。」
「本当ですか?」
「ほんと。」
その返事を聞いて、少しだけ安心する。