振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
「えへ。喜んでもらえてよかったです!」
「なんで駅じゃなくてここに!?」
「……サプライズしたくて。」
そう答えると、光くんは照れくさそうに頭を抱えた。
「もう……ずるい。」
「え?」
「これは反則だよ。」
「反則ですか?」
「……澪ちゃん、会いたかった。」
その光くんの『会いたかった』と笑顔に、とんでもなく胸が高鳴って。
今まで見た光くんの中で一番幸せそうだった。
その様子を、さっきの女の子たちが少し離れた場所から見ていた。