振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
第23話「世界で1番幸せなクリスマス」
「わあ……。」
駅前広場に足を踏み入れた瞬間、思わず声が漏れた。
大きなクリスマスツリー。
色とりどりのイルミネーション。
白や金色の光が街中を優しく包み込み、まるで絵本の世界みたいだった。
「わぁ、綺麗……。」
私が見上げると、隣で光くんが優しく微笑む。
「うん。でもさ。」
「ん?」
「俺は澪ちゃん見てる方が好き。」
「……っ。」
突然そんなことを言われて、顔が一気に熱くなる。