振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
一瞬、夢を見ているのかと思った。
「……み、澪ちゃん?」
「迎えに来ちゃいました!」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が熱くなる。
(……ずるい。)
そんなの、嬉しすぎる。
自然と頬が緩んでしまう。
「会いたかった。」
気づけば、その言葉が口からこぼれていた。
言った瞬間、澪ちゃんの頬がふわっと赤く染まる。
その表情がたまらなく可愛くて、好きがどんどん大きくなっていくのを感じた。