姉上よりも皇后様に似ていました

お越になった、主上さま

「新しい女房が来ると聞いて。挨拶に来た」

突然のお越だった。誰も主上が来るなんてこと知らなくて、あの中宮様でさえ慌てていらっしゃった。

ベテランの女房が、少々お待ちくださいと言って中宮様のお姿を整え始めた(元々整っているが)

「いや、いいよ。(ちん)は、新しい女房が見たいし。
どれ、お顔を見せてごらん?」

彰子の妹なのだろう、と主上は続けておっしゃる。

「(いや普通に無理なんですが…!?私は姉上と違って可愛らしいと言われたこともないし、!姉上に似ていると言われたこともないし)」

顔に自信が無いの!!藤原家の恥になるわ!!!

そんな思いを知らぬ主上は、御簾を上げてしまい…

「…え?」



「主上、?どうかいたしましたの?」

主上の動きが止まっていたら、中宮様が奥から戻ってきた。中宮様に助けを呼ぼうそうしよう。



その瞬間。



「定子!!会いたかったよ…」

そう言いながら、主上は私を抱きしめたのだった。










「え?」

「はい?」


何をしてる、の??
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