誰も気づかない、読んでくれない

18:宅配

⑱『宅配』

夜、インターホンが鳴った。

「宅配便です。」

注文した覚えはなかったので、ドアは開けずに送り状だけ確認する。

宛名は確かに私。

差出人は空欄。

品名には一言だけ書かれていた。

「返却品」

私は何も返してもらう覚えがない。

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