偽りの贖罪
プロローグ
「ん……は、あ……んん」
「何度も言っている。声を抑えるな」
唇を引き結び、込み上げる声を呑み込んでいると、男の手がが顎を捉えて、親指が唇をこじ開けてきた。
「わかっているだろう? 私は声が頼りなのだから」
「……あ」
顔を近づけ耳元でそう囁いてから、最後に分厚く生温かい舌に耳朶を舐められ、思わず声が漏れた。
「相変わらず耳が弱いな」
「あ、やめ………あ」
男が愉悦交じりの声で息を耳穴に吹き込み、勝手に腰が揺れ動いた。
「ああ、また奥から溢れてきた」
彼女の秘部からはグチョグチョとした音が響き、長い指が中を搔き回す。
「あ、やあ」
その指先が感じる場所を突き、堪らず嬌声が上がる。
「そろそろか……」
脱力した彼女の中から指を抜くと、男はゆっくりと体を反転させて仰向けになる。
「さあ、跨がれ」
屹立した自らの陰萎の根元を持って、そう命令する。その先端からはすでに精液が滲み出ている。
女は体を起こし膝立ちになって跨ると、その剛直の先端に自らの秘部の入り口に擦り付けた。
「いくぞ」
「ひっ!!」
その瞬間、男は手を伸ばして女の腰を掴んで引き寄せるとともに、自らの腰も浮かせて一気に押し込んだ。
いきなりの行為だったが、十分に濡れた中にズブリと吸い込まれていく。
「あ、ああ……ひあ」
太くて硬い男のものが彼女の襞を擦り、天を仰ぎながら彼女はまたもや嬌声をあげる。
「あ、ああ、や、激し……は、あ、ゆっくり」
腰を振る速さに耐えきれず抗議したが、動きはさらに加速していく。
「無理だな。この件に関して注文は受け付けない。すべて私のしたいようにすると言っただろう?」
「あ、ああ…あ」
自分の体重が加わり、さらに奥を貫かれる。出入りするたびに襞を擦られ、奥を穿たれ、何度も絶頂を迎え、全身から汗が噴き出る。
「そうだ。そうして叫べ。感じていることが、私にもわかるように」
体に力が入らず、男が突き上げるたびに彼女の身体はまるで強風に煽られた草花のように揺れる。
後ろに倒れそうになるが、力強い手で腰と背中を掴まれているため、それも阻まれる。それどころか体が揺れるたびに当たる場所が変わり、それが彼女をますます高みへと押し上げていく。
「は、ああ……ああ」
何度か擦り上げられていくうちに、快感は頂点に達し、目の前に火花が飛び散った。
「く………」
彼女の中にある彼のものが収縮し、奥に熱いものが放出されるのを感じながら、女は弛緩したからだをぐったりと男の胸に預けた。
男の胸も激しく上下し、聞こえる鼓動も速くなり、しっとりと汗ばんでいるのがわかる。
「まだだ」
「あ…」
男は中に挿入したまま、彼女を俯せにさせると、今度は後ろから思い切り腰を打ち始めた。
「あ、あん、はあ……」
シーツを掴んで額を擦り付けながら、肌と肌が激しくぶつかる音、グチョグチョと互いの部分が結合しているところか聞こえる水音、そして激しい息づかいと軋む寝台の音が部屋に響き渡る。
この行為はひと晩中続く。時には陽が昇ってからも。彼女が何度果てようとも、男の動きは止まらない。疲れて意識を失いかけては、刺激に目が覚める。朦朧となりながらも、男が満足するまでこの交わりは続くのだ。
それが彼女の彼への贖罪。
彼女ができる唯一の方法。
しかし、女にとってこれは本音を覆い隠し、贖罪という名を冠しただけのまやかし。
偽りの贖罪だった。
「何度も言っている。声を抑えるな」
唇を引き結び、込み上げる声を呑み込んでいると、男の手がが顎を捉えて、親指が唇をこじ開けてきた。
「わかっているだろう? 私は声が頼りなのだから」
「……あ」
顔を近づけ耳元でそう囁いてから、最後に分厚く生温かい舌に耳朶を舐められ、思わず声が漏れた。
「相変わらず耳が弱いな」
「あ、やめ………あ」
男が愉悦交じりの声で息を耳穴に吹き込み、勝手に腰が揺れ動いた。
「ああ、また奥から溢れてきた」
彼女の秘部からはグチョグチョとした音が響き、長い指が中を搔き回す。
「あ、やあ」
その指先が感じる場所を突き、堪らず嬌声が上がる。
「そろそろか……」
脱力した彼女の中から指を抜くと、男はゆっくりと体を反転させて仰向けになる。
「さあ、跨がれ」
屹立した自らの陰萎の根元を持って、そう命令する。その先端からはすでに精液が滲み出ている。
女は体を起こし膝立ちになって跨ると、その剛直の先端に自らの秘部の入り口に擦り付けた。
「いくぞ」
「ひっ!!」
その瞬間、男は手を伸ばして女の腰を掴んで引き寄せるとともに、自らの腰も浮かせて一気に押し込んだ。
いきなりの行為だったが、十分に濡れた中にズブリと吸い込まれていく。
「あ、ああ……ひあ」
太くて硬い男のものが彼女の襞を擦り、天を仰ぎながら彼女はまたもや嬌声をあげる。
「あ、ああ、や、激し……は、あ、ゆっくり」
腰を振る速さに耐えきれず抗議したが、動きはさらに加速していく。
「無理だな。この件に関して注文は受け付けない。すべて私のしたいようにすると言っただろう?」
「あ、ああ…あ」
自分の体重が加わり、さらに奥を貫かれる。出入りするたびに襞を擦られ、奥を穿たれ、何度も絶頂を迎え、全身から汗が噴き出る。
「そうだ。そうして叫べ。感じていることが、私にもわかるように」
体に力が入らず、男が突き上げるたびに彼女の身体はまるで強風に煽られた草花のように揺れる。
後ろに倒れそうになるが、力強い手で腰と背中を掴まれているため、それも阻まれる。それどころか体が揺れるたびに当たる場所が変わり、それが彼女をますます高みへと押し上げていく。
「は、ああ……ああ」
何度か擦り上げられていくうちに、快感は頂点に達し、目の前に火花が飛び散った。
「く………」
彼女の中にある彼のものが収縮し、奥に熱いものが放出されるのを感じながら、女は弛緩したからだをぐったりと男の胸に預けた。
男の胸も激しく上下し、聞こえる鼓動も速くなり、しっとりと汗ばんでいるのがわかる。
「まだだ」
「あ…」
男は中に挿入したまま、彼女を俯せにさせると、今度は後ろから思い切り腰を打ち始めた。
「あ、あん、はあ……」
シーツを掴んで額を擦り付けながら、肌と肌が激しくぶつかる音、グチョグチョと互いの部分が結合しているところか聞こえる水音、そして激しい息づかいと軋む寝台の音が部屋に響き渡る。
この行為はひと晩中続く。時には陽が昇ってからも。彼女が何度果てようとも、男の動きは止まらない。疲れて意識を失いかけては、刺激に目が覚める。朦朧となりながらも、男が満足するまでこの交わりは続くのだ。
それが彼女の彼への贖罪。
彼女ができる唯一の方法。
しかし、女にとってこれは本音を覆い隠し、贖罪という名を冠しただけのまやかし。
偽りの贖罪だった。
< 1 / 4 >