~KissHug~
「大丈夫か?」

「どうして戻ってきたの?
千鶴さんになって言ったの?」

「あいつも俺をさけ気味だからさ
気になるから戻るって言ったんだ。」

「怖い…怒ってるんじゃない?」

「後ろめたい時は
あいつは、追わない、
かえってホッとしてるよ、今頃~」

「もう帰りたい。」

「ほんと体力ないな~
ゆっくり歩こうか~」

つないだ手はあたたかかった。


「あいつとどうなった?」

「おかあさん亡くなったから
そんな話ではなくなったよ。
千鶴さんには確かめてないの?」

「うん。いいんだ、あいつのあ~いうとこ
慣れてるし、俺じゃ満足できないってことさ。」


「素良らしくないよ。」


「千鶴に対しては
芳樹にはかなわないから。」

「それでいいの?」

「いーさ、千鶴がいいなら。」

私は思い切って聞いてみた。


「他の男に抱かれた女を
抱くとき、いやじゃないの?」


それは私にも当てはまる言葉


しばらく考えて

「難しいな。嫉妬の塊だよ、まじで~」

「それなのに、千鶴さんはいいの?」

「おまえのことだよ。
おまえには、嫉妬の塊だから。
すげー芳樹が気になる。
気が狂いそうだよ。」

私は驚いて足をとめた。


「私?」
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