悪霊配信アプリ
まさか、本当は買い物をしに出かけていた?
いや、それならそれで嘘をつく必要はない。
でも、それが真珠のような高価な買い物だったとしたら?
わざわざ私に話すようなことはしないかもしれない。
仮に私が『そのネックレスどうしたの?』と聞いていても『偽物よ』と答えられたらそれを信じただろう。
考えれば考えるほど喉が渇いていく。
通帳と手紙を棚に戻してキッチンへ行くと蛇口をひねってそのまま水を飲んだ。
飲んでも飲んでも喉の渇きが潤わない気がする。
頬に垂れた水を手の甲で乱暴にふき取って再びリビングへ向かう。
今度は棚じゃなくてクローゼットへ向かった。
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