悪霊配信アプリ
むしろあのふたりもちゃんとした人間らしいところがあるのだとわかって、安心したくらいだ。
でも、このお金は私のものだ。
私にだって使う権利がある。
「これだけあれば、いくらでも悪霊を呼び出すことができるね」
五千万円という大金を有意義に使わせてもらうんだ。

☆☆☆

さて、好弘たちはどこにいるかな。
昨日までいた空き教室へ行ってみてもそこには誰の姿もなかった。
好弘は掃除もしないで帰ったようで、部屋にはアンモニア臭が漂っている。
こんな状況じゃ教室が使えなくても仕方ないことだった。
となると行き場所はひとつしかない。
私は右手で鍵をもてあそびながら屋上へと向かった。
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