悪霊配信アプリ
おばさんが慌てた様子で階段を下りていく音が聞こえてくる。
その音を聞いて思わず口元が緩んだ。
今頃おじさんに『茉莉ちゃんの様子がおかしいの』とか、報告しているんだろう。
金を呼ぶ子供の機嫌をどうにか取ろうと必死に考えているのかもしれない。
でも、今の私にとってそんなことは重要じゃなかった。
ベッドに寝ころんで藍と洋太のふたりと連絡を取り合うことで一生懸命だった。
《藍:好弘、河川敷にいたの?》
《茉莉:うん。泥まみれだったし、やっぱりなにかから逃げてたよ》
《洋太:やっぱり薬物で確定じゃないか?》
《茉莉:それなら次は藍と洋太が疑われるね》
《藍:はぁ? どうして私たちが疑われるのよぉ》
< 187 / 200 >

この作品をシェア

pagetop