悪霊配信アプリ
奪い取る

「茉莉ちゃん?」
早い時間に帰宅した私におばさんが驚いた声をあげる。
それを無視してリビングへと向かった。
リビングのソファではおじさんがコーヒーを飲みながら新聞を読んでいたが、それも横目で見るだけで無視した。
真っすぐに印鑑と通帳の入った棚へ向かう。
「おい、どうしたんだ?」
私の開けた棚に気が付いたのだろう、おじさんが近づいてきた。
「うるさい!」
止めに入るおじさんの体を両手で突き飛ばすと、おじさんが後方へと倒れて行った。
ゴンッと嫌な音が聞こえておじさんが後頭部を椅子の角にぶつけたことがわかった。
「あなた!!」
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