悪霊配信アプリ
戻ってくる
友人と別れてひとり倉庫へ戻ってきた私はソファに寝転がった。
椅子に座って寝るよりも随分マシだ。
けれどトータルするとかなりの時間眠ってしまっているから、せっかく横になっても眠くなることはなかった。
でも、こういうひとりの時間は嫌いじゃなかった。
目を閉じて窓から入ってくる風を感じながら好きな歌を口ずさむ。
ここにカラオケの機械が置いてあればいいのになぁなんて思っていたとき、ドアが開く音が聞こえてきた。
「小夜? 忘れ物でもした?」
目を閉じたままで質問する。
< 30 / 90 >

この作品をシェア

pagetop