悪霊配信アプリ
「そうだよ。こいつが突然私を襲ってきた! だから椅子で殴って抵抗したんだよ!」
「違うよ小夜。俺は小夜しか見えない」
好弘が気味が悪いほど優しい声でささやきかけている。
私はそれを信じられない気持ちで見つめた。
よくもそんな嘘が付けたものだ。
「嘘だよ小夜。騙されないで。だいたいふたりはマンネリ化してたでしょう? 回りが見たってそれには気が付いてたよ。ねぇ、そうでしょう? 藍、洋太!?」
助けを求めてふたりの名前を呼ぶ。
藍がビクリと肩を震わせて「えぇと……私には、よくわからないかも」と首を左右に振った。
明らかに巻き込まれることを避けている。
藍じゃダメだ。
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