悪霊配信アプリ
アザになっている手の大きさから、相手の性別が女性だともわかったかもしれない。
横目で小夜を見るとさっきまで真っ赤だった顔が真っ青に変わっている。
内心笑いだしたい気持ちをどうにか押し込めて、目を伏せる。
「昨日小夜に殴られました。突然のことで、ビックリしました」
私はそう証言したのだった。

☆☆☆

教頭先生から早退を言い渡された私は昨日と同じくらいの時間にあの歩道橋に差し掛かっていた。
藍と洋太はきっと上手く立ち回ってさっさと教頭から解放されたことだろう。
だけど好弘の彼女である小夜は無理だ。
きっと今でも教頭に引き留められて色々なことを聞き出されているに違いない。
< 79 / 120 >

この作品をシェア

pagetop