札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
アリスは手際良くドレスの胸元をあけて紅茶を拭いていく。
「ごめんなさい……わたくしが、オリヴィア様のせいにしたばかりに」
涙を流したアリスは、ロベールの腕に縋りながら豊満な胸を押しつけているではないか。
思わず自分の胸元と彼女のほうを見比べてしまう。
(わたしが男だったら、アリス様の胸元に夢中になって隙を作っているわ……!)
ゴクリと喉を鳴らしたオリヴィアとは違い、アリスは淑やかに自分のことをアピールしていた。
(そうだわ! 周りの人たちはこのやりとりを見ていたはず……!)
そう思い辺りを見回してみるが、わかりやすいほどに視線を逸らされてしまった。
それにはオリヴィアも露骨すぎてびっくりしてしまう。
アリスが畳み掛けるように言葉を続けた。
「証人はいくらでもいるわ。ロベール様……わたくしを信じてくださいますよねぇ?」
アリスはもう勝ったつもりでいるのかもしれない。
さらにロベールに体を寄せていて、隙間から見える口元は綺麗な弧を描いていた。
「…………はぁ」
オリヴィアの言い訳はもう無駄なのかもしれない。
あまりにも面倒臭すぎて、ため息が出る。
この状況ではアリスには敵わない……そう思ったがオリヴィアはあることを言わなければ気が済まない。
「わたしはアリス様から紅茶をかけられました」
「……っ、だから!」
「ごめんなさい……わたくしが、オリヴィア様のせいにしたばかりに」
涙を流したアリスは、ロベールの腕に縋りながら豊満な胸を押しつけているではないか。
思わず自分の胸元と彼女のほうを見比べてしまう。
(わたしが男だったら、アリス様の胸元に夢中になって隙を作っているわ……!)
ゴクリと喉を鳴らしたオリヴィアとは違い、アリスは淑やかに自分のことをアピールしていた。
(そうだわ! 周りの人たちはこのやりとりを見ていたはず……!)
そう思い辺りを見回してみるが、わかりやすいほどに視線を逸らされてしまった。
それにはオリヴィアも露骨すぎてびっくりしてしまう。
アリスが畳み掛けるように言葉を続けた。
「証人はいくらでもいるわ。ロベール様……わたくしを信じてくださいますよねぇ?」
アリスはもう勝ったつもりでいるのかもしれない。
さらにロベールに体を寄せていて、隙間から見える口元は綺麗な弧を描いていた。
「…………はぁ」
オリヴィアの言い訳はもう無駄なのかもしれない。
あまりにも面倒臭すぎて、ため息が出る。
この状況ではアリスには敵わない……そう思ったがオリヴィアはあることを言わなければ気が済まない。
「わたしはアリス様から紅茶をかけられました」
「……っ、だから!」