札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
オリヴィアは行き場のない気持ちを抑えながらロベールの隣へ。
わくわくしながら彼を見つめるようにしていた。

(休んだら勝負、休んだら勝負……!)

オリヴィアの見立てによれば、ロベールはとても強いはずなのだ。
それも肉弾戦となれば、力のぶつかり合いだ。
オリヴィアには持ち前の怪力があるため、負ける気はしなかった。
一瞬、ロベールの前で力を使ってしまったが、まだまだ油断しているに違いない。

(ふふっ……絶対に勝つわ!)

作戦を立てつつ、表情に考えていることがすべて出ていたオリヴィア。
ロベールがオリヴィアの顎に指を添えて、目を合わせるようにクイッとあげる。
強制的に合わさる視線に、驚きつつも彼の言葉を待っていた。


「頬くらい赤らめたらどうだ?」

「……どうしてですか?」

「これはなかなかに手強そうだな」

「見ただけでわかるのですかっ!?」


ロベールは恋愛面で言っていたのだが、オリヴィアは実力を評価されたと勘違いして喜んでいた。
大興奮でロベールを見ていたからか彼の視線がスッとそらされてしまう。
オリヴィアが首を傾げていると、ロベールはあることを提案する。
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