札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
オリヴィアが容赦なく猪の頸動脈に刺して、その辺の葉っぱを手にして猪の体を洗っていた。
内臓を傷つけないようにナイフで切り開いていた。
尿は特に匂いがきついため、食べられなくなってしまうため慎重に内蔵を取り出していく。
川で何度もナイフを洗いながら皮を剥いた。

今回は時間がないため、肩から腰にかけて背中側の肉だけをうまく取り出していく。
赤身部分は旨みが強く、脂も多くのる部位だ。
洗った葉っぱの上にお肉を乗せていく。


「火を起こしてくるから、後処理をお願いしてもいいかしら」

「えっ……あっ、後処理!?」

「時間があったら捌きに戻るから、腹に石を詰めて川の沢につけて鮮度を保ってね」

「か、かしこまりました!」


戸惑っている影を置いて、オリヴィアは走り出す。
お腹を空かせて子どもたちを待っている。
子どもたちの元に戻りつつも、食べられる野草を大量に摘んでいく。

(あの子たちも食べられるものがあればいいんだけど……)

ついでに木の実やベリーを見つけて、素早く葉に包んで荷馬車のもとに到着する。
急いでいたため、服は血まみれで再び悲鳴を上げられてしまう。
しかしオリヴィアが肉や野菜を見せた途端、ガラリと態度が変わる。
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