恋の終電列車
「主任二日酔いですか⁇」
新人の佐倉さんが心配そうに私に栄養ドリンクを差し入れして心配してくれた。
佐倉さんはまだINADAに勤めて一年の新人なのに、歳の離れた弟と妹がいるとかで、気が利いて優しいいい子だ。
「佐倉さん有難う。本当の若いのに気が利くねー。」
実感のこもった私の言葉に佐倉さんはふふッと笑っている。
「いつも家のお父さんが二日酔いで辛そな時はこうやって栄養ドリンク差し入れするんです。」
どこまでも人の出来た佐倉さんに私はこんな子をお嫁さんに欲しいと心底思った。
でも、佐倉さんにとって私は二日酔いでダウンしているお父さんと同じ部類かと少し苦笑してしまう。
「お父さんの事まで考えてあげるなんて本当にできた子だねー。」
まるで我が子に言うみたいな私の声かけに「そんな事ないですよー。」と言って佐倉さんは笑って去っていった
「人生捨てたんもんじゃないですよ…。」
あの時駅員さんに言われた言葉が一瞬頭をよぎった。
結局あの後また駅に行ってみたけれど、あの駅員さんはいなかった。
新人の佐倉さんが心配そうに私に栄養ドリンクを差し入れして心配してくれた。
佐倉さんはまだINADAに勤めて一年の新人なのに、歳の離れた弟と妹がいるとかで、気が利いて優しいいい子だ。
「佐倉さん有難う。本当の若いのに気が利くねー。」
実感のこもった私の言葉に佐倉さんはふふッと笑っている。
「いつも家のお父さんが二日酔いで辛そな時はこうやって栄養ドリンク差し入れするんです。」
どこまでも人の出来た佐倉さんに私はこんな子をお嫁さんに欲しいと心底思った。
でも、佐倉さんにとって私は二日酔いでダウンしているお父さんと同じ部類かと少し苦笑してしまう。
「お父さんの事まで考えてあげるなんて本当にできた子だねー。」
まるで我が子に言うみたいな私の声かけに「そんな事ないですよー。」と言って佐倉さんは笑って去っていった
「人生捨てたんもんじゃないですよ…。」
あの時駅員さんに言われた言葉が一瞬頭をよぎった。
結局あの後また駅に行ってみたけれど、あの駅員さんはいなかった。