真夏の一夜は恋の始まり(新装版)
 「どこがいいとか、不器用とか、みんな俺の事そんなんばっかり。」

 大一は少し不満そうに膨れている。

 「私がいいならいいじゃん。」

 私は大一の手を取ってそう言った。

 「まあそうだけど。」

 顔が見る見るうちに赤くなっていく大一に私はまた笑ってしまった。「また照れてる。」と言って私はまた大一をからかった。

 「俺今度連休取れるかも。」

 そう言えばと大一が思い出したように言葉を発した。思えば全く2人の連休が合わず、長崎行きが流れてしまっていた事に気がついた。

 「本当に⁈」

 「まあ全然有休消化してないから、実家に帰る名目で取ればいけるかも。」という事だ

 「じゃあ私も有休溜まってるから消化しようかな。」と言って私達は連休をとって大一の実家に帰省しようという事になった。

 2人で色々調整した結果、帰省は夏のお盆の時期に帰る事になった。

 結局3ヶ月近く先になってしまった。お盆は混むけど、やっぱり休みやすい。

 私達はお盆休みに大一の実家の長崎に帰省する事になった。
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