真夏の一夜は恋の始まり(新装版)
 家って私以外みんな男ばっかりで、女は私だけだったから、家に女の子が2人もいるなんて嬉しくなっちゃう。2人ともこのまま家にいてくれないかなー。男の子なんて本当つまんないわー。」と少し寂しそうなお母さんは私達に懇願した。

 「それなら私がお嫁に来ますよ。元々私なんて昔からここの家の子みたいだし。」と言ってノリノリな沙奈さん。

 「早く来てー。」

 2人は冗談を言い合って嬉しそうだ。ハハハと沢山笑って私達は楽しく話した。
 
 それからみんなで作った料理を囲って楽しく食べた。お父さんは相変わらず寡黙な人で何も喋らないけど、男の人たち男の人たちでお酒を飲んでしっぽりしていたようだ。
 でも何だか静かすぎて笑ってしまった。

 長内家には二泊する予定だ。私は大一の部屋に布団を運んで一緒に寝る事になった。
 
 お邪魔しまーす。と入った大一の部屋は相変わらず必要な物だけある殺風景な部屋だけど、野球のボールだったり、野球帽だったり、昔の大一の部屋という感じが伝わってくる懐かしい部屋だった。

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