真夏の一夜は恋の始まり(新装版)
 「今度2人で出かけませんか⁇」
 
 ボソッと照れたように言葉を発した長内さんは下を向いて真っ赤な顔をして照れている。

 これはもしかして俗に言うデートのお誘いかな⁇

 「あっ。はい。つまりデートってことですか⁇」

 これももしかして照れてるのかな⁇何か可愛い♡デートとか照れるな。

 「まあ…そうです…。」

 やっぱり可愛い♡いかんいかん。男子に可愛いとかは御法度だ。「あと…。」と言って長内さん言葉を続けた。

 「花凛て呼んでいいですか⁇」

 ドキ。私の下の名前で呼び捨てだ。

 「あっどうぞ。と言うかあの時もすでに名前で呼んでましたよね⁇何か今更でウケる。」

 私はつい笑ってしまった。

「あの時は勢いというか…そっちも酔って人格違ったので呼べたけど、今は意識したら言えなくなってしまったというか⁇」

成程。つまりあの時は酒の勢いで何でもできてしまったと⁇

 「それは私も同じかも。うちらって似てますね。お酒が入らないと喋れないところとか。」

 それ故に拗れていると言える。でもそれがなかったら私達は今こうして打ち解けられなかったかも…⁇考えれば考える程私は苦笑してしまった。
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