真夏の一夜は恋の始まり(新装版)

9.自暴自棄になる心とと幼馴染

 〜長内side〜

 ハー。とため息ばかりが出る。休憩時間に出るのは自暴自棄な自分に対するため息ばかりだ…。俺は下を向いて項垂れていた…。

 「俺はバカか…。」

 ボソッと口に出すと、自分が悲しくなる。

 「何だ大一、溜息ばっかりついて。」

 宮内さんが見兼ねて俺に話しかけた。

 「あー。大丈夫です。自分を戒めてるだけです。」

 花凛に言ってしまった事を改めて考えると、相当酷い事を言ってしまったと後になって後悔した。でも、自分からちゃんと謝る事が出来なくて、俺は素直に謝る事ができない自分に嫌気がさしていた。

 「戒めって何だ⁇辛気臭い顔するなよ。俺でよかったら話聞くぞ⁇」
 
 宮内さんに話してもろくなこと言われなそうだなとは思ったけど、このままでは自暴自棄な自分に押し潰されそうだった。思い詰めた俺は宮内さんに話を聞いてもらう事にした。



◇◇◇



 「なるほど。花凛ちゃんは他の男からプロポーズを受けて他の男に持っていかれそうで焦ってつい責めるような事を言ってしまった。でも言いすぎて後悔しているってつまりそういうことだろ⁇かっこ

 別に焦ってないし…。でもまあ結構ショックだったけど⁇俺は自信なく「はぁ、まぁ、大方そんな所です。」と溜息混じりに答えた。

 「そんなことで悩むなよ。俺だけを見ろ。他の男なんか見るな。ってビシッとそう言ってやれば済む話だろ⁇」

 そんな事言える訳ないし…。それが言えるくらいなら最初から拗れずもっと早くどうにかなっている…。
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