短編集

元いじめられっ子の不幸

 私は、佐藤(さとう)せりお。
 シングルマザーのママがいた。

 この時の私は、4月1日の早生まれだったためか、クラスで一番背が低い上に、男の子のように短髪だった。
 小学校で、
 いじめっ子グループにいじめられることになって、
 学校に行くのを何度も拒否したけど、
 結局無理矢理行かされた。

 クラスが離れても、
 結局、同学年たちにいじめられてるから、
 何も変わらない。

 私立の中学に入学すれば、いじめっ子グループと離れられることを喜んだ。
 12歳で、私立の中学校に入学した。
 ママから、制服を買ってもらい、
 入学式を迎えて、
 何日かしないうちに家が、
 かつてのいじめっ子グループに燃やされた。

 ママも、マンションの住人も何人か亡くなってしまった。

「佐藤せりお、またいじめてやるからな」

 いじめっ子グループのクスクス笑う笑い声が聞こえた。

 その時に、ペンギンのぬいぐるみに声をかけられた。
「君、一緒に逃げないか?」
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