悪魔は夜に笑う
「……は?」
北島は目を丸くして振り返る。
その間抜けたツラが見たかったんだ。思わず笑いそうになったが堪えてスマホの画面を見せつける。
さっきバックヤードに行ったのは、こいつの弟の拓真を通じて、嫁さんに痴態を晒すため。
彼女には申し訳ないがこうでもしないと俺の怒りが鎮まらない。
北島は慌てて俺の手からスマホを乱暴に奪い取る。
すぐに着信拒否の部分をタップしたが、数秒もしないうちに再び同じ名前の女から電話が。
北島はついにスマホの電源を落とした。
「え、既婚者?さっき独身って言ってたじゃん」
「いや違うって。俺この店員と面識ないから俺が既婚者かどうかなんて知ってるわけない」
北島と談笑していた女は、その様子を見て苦笑い。
訂正するも苦しい言い訳がバレバレ。
そして睨みつけるように俺に鋭い視線を飛ばしたが、目が合うと北島の方が一歩身を引いた。
店員に凄まれてビビんなよだせぇな。
「あんた拓真の兄貴だろ。全部知ってんだからな」
低い声で威嚇するように睨みつける。
客相手には温厚に対処しないといけないと分かっていても冷静になり切れない。
しかし、そばで見ているマスターの視線が気になって北島から目を逸らした。
するとやつは負け犬のようにしっぽを巻いて逃げるように店を出て行った。
北島は目を丸くして振り返る。
その間抜けたツラが見たかったんだ。思わず笑いそうになったが堪えてスマホの画面を見せつける。
さっきバックヤードに行ったのは、こいつの弟の拓真を通じて、嫁さんに痴態を晒すため。
彼女には申し訳ないがこうでもしないと俺の怒りが鎮まらない。
北島は慌てて俺の手からスマホを乱暴に奪い取る。
すぐに着信拒否の部分をタップしたが、数秒もしないうちに再び同じ名前の女から電話が。
北島はついにスマホの電源を落とした。
「え、既婚者?さっき独身って言ってたじゃん」
「いや違うって。俺この店員と面識ないから俺が既婚者かどうかなんて知ってるわけない」
北島と談笑していた女は、その様子を見て苦笑い。
訂正するも苦しい言い訳がバレバレ。
そして睨みつけるように俺に鋭い視線を飛ばしたが、目が合うと北島の方が一歩身を引いた。
店員に凄まれてビビんなよだせぇな。
「あんた拓真の兄貴だろ。全部知ってんだからな」
低い声で威嚇するように睨みつける。
客相手には温厚に対処しないといけないと分かっていても冷静になり切れない。
しかし、そばで見ているマスターの視線が気になって北島から目を逸らした。
するとやつは負け犬のようにしっぽを巻いて逃げるように店を出て行った。