悪魔は夜に笑う
「今まで追いかけられてばかりでうんざりしてたけど、自分が追う方になると楽しくて仕方ない」
さらにその口から発せられた言葉に惑わされる。
蒼士郎くんは完全に私をターゲットとして追いかけることを決めたらしい。
「やっと連絡先交換できて嬉しかったし、今週はいつ来るかなってそわそわしてるし、相当好きなんじゃない?」
だけど、好きと言われてどうして悲しくなってしまうのだろう。
私は、好意というものは一過性だと思っている。
現状蒼士郎くんが恋焦がれるくらい好いてくれても、問題はその感情が持続するかどうかだ。
「ねえ、好きって伝えたら泣きそうになるのなんで?」
不安は顕著に表情に出ていたらしく、蒼士郎くんは1歩前に出て私の顔をまじまじと見つめる。
「私、そんな顔してる?」
「してるよ。俺はあゆなさんのいろんな表情見てみたいからいいけど」
「たぶん、蒼士郎くんが私のこと好きでも、どうせ今だけでしょって考えちゃうんだと思う」
まっすぐ気持ちを伝えてくれる相手に対して実に失礼な回答だと思う。
しかし、本人はふぅんと鼻を鳴らすだけであまり関心無さそう。
「とりあえず片付けるから15分待って。あゆなさんが掃除機かけてくれるなら10分になるけど」
「なんか奢ってくれるならええよ」
「ちょうどよかった。明日行きたい店があるから付き合って」
無茶振りをしたつもりが蒼士郎くんを笑顔にさせてしまった。
そんな偶然ある?まあどうせ暇だし掃除機くらいかけるけど。
今日はオープンからラストオーダーの時間までお邪魔してたわけだから。
さらにその口から発せられた言葉に惑わされる。
蒼士郎くんは完全に私をターゲットとして追いかけることを決めたらしい。
「やっと連絡先交換できて嬉しかったし、今週はいつ来るかなってそわそわしてるし、相当好きなんじゃない?」
だけど、好きと言われてどうして悲しくなってしまうのだろう。
私は、好意というものは一過性だと思っている。
現状蒼士郎くんが恋焦がれるくらい好いてくれても、問題はその感情が持続するかどうかだ。
「ねえ、好きって伝えたら泣きそうになるのなんで?」
不安は顕著に表情に出ていたらしく、蒼士郎くんは1歩前に出て私の顔をまじまじと見つめる。
「私、そんな顔してる?」
「してるよ。俺はあゆなさんのいろんな表情見てみたいからいいけど」
「たぶん、蒼士郎くんが私のこと好きでも、どうせ今だけでしょって考えちゃうんだと思う」
まっすぐ気持ちを伝えてくれる相手に対して実に失礼な回答だと思う。
しかし、本人はふぅんと鼻を鳴らすだけであまり関心無さそう。
「とりあえず片付けるから15分待って。あゆなさんが掃除機かけてくれるなら10分になるけど」
「なんか奢ってくれるならええよ」
「ちょうどよかった。明日行きたい店があるから付き合って」
無茶振りをしたつもりが蒼士郎くんを笑顔にさせてしまった。
そんな偶然ある?まあどうせ暇だし掃除機くらいかけるけど。
今日はオープンからラストオーダーの時間までお邪魔してたわけだから。