学校の人気者は私だけを離してくれない【大学生編】
その日の夜。
紗羅は眠れなかった。
(同棲……。)
嬉しい。
でも不安。
親はなんて言うだろう。
ちゃんとやっていけるかな。
考えれば考えるほど答えが出ない。
翌日。
紗羅は親友の美咲に相談した。
「えぇぇ!?同棲!?」
「声大きい!」
「でも西園寺くんらしいね。」
「らしい?」
「真面目だから遊びじゃ言わないでしょ。」
確かにそうだった。
冬人は冗談でそんなことを言う人じゃない。
「ちゃんと考えてくれてるんだよ。」
その言葉に少し安心した。
放課後。
冬人が迎えに来る。
「返事は?」
「まだ。」
「そう。」
「ちゃんと考えたい。」
冬人は小さく頷いた。
「待つ。」
その優しさが嬉しかった。
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